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岩手県の農家です。トマトと米、様々な野菜を作っています。
by FUMI @ IHATOV


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早池峰登行。

2006年10月18日


今朝はAM3時過ぎに自宅を出発。
2時間程で"河原の坊駐車場"に到着した。
登山口で標高1,050mとのこと。どうりで寒いわけだ。

まずは車の中でオニギリやパンを頬張る。
ガサゴソとのんびり準備をしているうちに、あたりはすっかり明るくなり、1組の中年夫婦が先に登っていった。

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2人に遅れること約10分。
登山口で登山者ノートに記帳し、AM6時過ぎに登山開始。


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岩がゴロゴロしている沢道を進む。
間も無く、小休止中の二人を追い越す。


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しばらくすると、小田越コースの尾根から朝陽が射す。



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岩場を一歩一歩確実に登る。
登山道を示すロープと標識があるので、道を間違う心配はない。


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傾斜がきつくなり、両手も使って登っていく。
ロッククライマーの気持ちを、ちょっとだけ味わえた。



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"御座走り"
屋久島の太鼓岩を思い出させる、10畳ほどの大岩。
足がすくみ、とても下を覗く気にはなれない。




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"打石(ぶづいし)"
8合目にある高さ16mの大岩。
早池峰山のあまりの美しさに興奮した天狗があたりを飛び回ったときに頭をぶつけたとか、
雲で見えなくなってぶつかった、などの言われがあるらしい。

よぉく見ると、2箇所凹んでいる。
その昔、早池峰には夫婦天狗が住んでいたのか、
はたまた1回ぶつかった同じ天狗が、懲りずに再突入したのか・・・。
いずれにせよ、天狗というのは相当な"石頭"だな。



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山頂直下の"鎖場"

「難関はまだまだ続くのか?」と身構えていると・・・・・




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"早池峰神社 奥宮"
覚悟がはぐらかされた感じで頂上到着。(1,917m)
時計を見るとAM8時過ぎ。 おおよそ2時間の行程だった。



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林立する蛇紋岩は圧巻。 (種山のそれは比較にならない)



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「東の彼方を見つめる物憂げなボスザル」
に、見えないこともない大岩。




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氷や霜柱も見られた。
標高が100m上がると気温は約0.6度下がると言うから、下界とは10度以上の差があるわけだ。

「おー、さみー!!」







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南部片富士(岩手山2,038m)もクッキリ。       右手が姫神山(1,124m)





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風が心地良い。
ついつい時間を忘れる。





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南正面にそびえる薬師岳(1,645m)





しばらくすると、今朝方追い越した夫婦が到着する。
大阪からいらしたとのことで、今日で山旅5日目だそうだ!
(岩木山・八甲田・八幡平・岩手山・そして早池峰山)


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写真を撮るにしても、"絵になる立ち姿"
とても70歳には見えませんって。

(標準3時間のコースを、2時間と30~40分で登っちゃう体力も凄い)



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岩手山をバックに、ポーズを決める"自称お転婆おばちゃん"
だから、70歳には見えませんってば・・・。





"小田越コース"から下山する二人を見送り、補給タイム。
なんでもないオニギリが、とにかくウマい!!

気付いたら山頂で1時間半ものんびりしていた。

下りを思うと、河原坊コースの急な岩場は少々不安だったので、
私も小田越コースから下りることにする。


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"鉄ハシゴ"
尾根道なために、余計風が強い。
ハシゴに取り付いている最中は、下を見ないに限る。



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"御金蔵(おかねぐら)"
大きな千両箱のような岩。 早池峰の神である権現様の財宝のお蔵なのだそうだ。

それにしても平日にもかかわらず、すれ違う人は意外と多い。
人気がある名峰という事を改めて実感する。



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露岩帯が終わり、ようやく林の中へ入る。
登山口はもうすぐだ。



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AM11時過ぎに小田越登山口到着。
河原坊駐車場までは、県道25号線をてくてくと30分歩く。

晴天の下、最高の山登り。





普段忘れがちな、ちっぽけな存在という自分。
脈々と受け継がれる"早池峰・山岳信仰"の端っこに触れられた気がした。





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~オマケ~


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麓は紅葉の盛りだった。





by 新米百姓 by ihatov-farmer | 2006-10-27 22:49 | ○アウトドア  TOP▲
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