岩手県の農家です。トマトと米、様々な野菜を作っています。
by FUMI @ IHATOV |
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朝からラジオを聞きながら仕事をしていたら、今日誕生日の有名人として『椎名誠さん』が紹介された。
何を隠そう、私が最も読んでいる作家はシーナさんなのだ。 字が読めるようになってから、今までの私の"人生の約半分"は、シーナさんの本と共に歩んできたと言っても過言ではない。 シーナさんの記念すべき日に、ちょっとだけシーナさんに触れようとおもう。 そもそも、私がシーナさんを知ってしまった(あまりに多大な影響を被ったので、あえて"シマッタ")のは、まだ幼さも残りほっぺも赤かったかもしれない、中学1年の頃だった。 国語担当の"臨時"の先生が、任期を終えて学校を去るときに、私達へのプレゼントとして『岳物語』と『続・岳物語』という2冊の本を残していった。 この岳物語は、その後私自身が使った国語の教科書にも使用されていたので、全国的にご存知の方も多いかと思う。 この本は、古き良きニッポンのお父さん=シーナさんの私小説で、息子岳君との清々しい父子愛がたっぷり詰まっている。 それまで私の愛読書といえば、ドラゴンボールZも終わりかけていた「少年ジャンプ」くらいなもので、字が一杯書かれた本など読む気も起こらなかったのだが、この『岳物語』と出会ってから本を読む楽しさを知り、そしてシーナ中毒のドツボにハマっていったのである。 中学高校専門とシーナさんを読み進め、必然的に野田知佑さんや星野道夫さん、沢木耕太郎さんなどなど、アウトドアや旅モノへと触手が伸びていった。 当ブログの数少ない熱心な読者の中で、勘のいい方はすでにお気付きかと思うが、私が四国へ行ったことや、ついせんだって屋久島へ旅してきたことなど、原因を求めるとしたら、"シーナさんだった"ということで一件落着なのである。 (さらに勘のいい方は、私の文体でお気付きだったかもしれない・・・) 何十年と世界各地を飛び回っているシーナさん。 最近では『椎名誠のでっかい旅!』がテレビシリーズ化され、お馴染みの方も多いのではなかろうか。 テレビでもまだまだ元気に活躍する姿を見せてくれるシーナさんだが、最新の文庫本に書かれていた内容に、私は少なからずショックを受けてしまった。 多忙を極めるシーナさんの葛藤や、奥様の一枝さんも体調を崩されたりしていたこと、そしてシーナさんが敬愛するリバーマンのアルコール依存など、今まであまり読むことの無かった"負"の部分が書かれていた。 著書から察するに、3人とも素敵で魅力的なライフワークを過ごしている方達だし、憧れていただけに驚いてしまった。 しかし、正直なところ安心したのも事実。やっぱり同じ人間なのだ、シーナさんだって悩みもいっぱいある。 そんな人間臭さを改めて見せ付けられ、ますますシーナさんが好きになってしまった。 もちろん、シーナさん・一枝さん・リバーマンさんお三方は、葛藤を乗り越えて、北極へ行ったりチベットへ行ったり四国の川を下ったりして、よりいっそう活躍されてることであろう。 62歳の誕生日を迎えたシーナさん、今頃どこかの隠れ島で、 キンキンに冷えたビールをグビグビこれでもかと、美味そうに飲んでるんだろうなぁ・・・。 ★人気Blogランキング★ 「シーナサン、シーナサンヤッホ!!」は、EDWINのCMの一節でしたね、当時私は子供でしたが、なぜか鮮明に覚えてるんです by 新米百姓
by ihatov-farmer
| 2006-06-14 22:54
| ○本も好きだ。
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