岩手県の農家です。トマトと米、様々な野菜を作っています。
by FUMI @ IHATOV |
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2005年12月8日 太忠岳への雪道登山で靴の中までビチョビチョになりながらも、 念願の屋久島トレッキングに気持ちの高ぶりを抑えつつ、安房へ戻るバスへ乗り込む。 オフシーズンなので、乗客は私一人だけ。 運転手は人懐こいおっちゃんで、安房のバス停までの道中、屋久島のことや、車窓の遥か彼方洋上に浮かぶ種子島のことなんかを、いろいろと教えてくれた。 道端に"ヤクシマザル"が出現したときには、わざわざバスを止めての解説。 こういう大らかさが、ごく自然な南の国。 素敵だな。 森の陽だまりで店長の若松さんに"本日の報告"をしてから、 2Fへ上がりさっそくシャワーを浴びる。 サッパリしたところで旅日記を書いていると、黒いバックパックを背負った一人の旅人が泊まりにやってきた。 なんだか普通のカッコイイ兄さん風だが、"旅人"の雰囲気を漂わせている。 名をタロウさんと言い、話を聞いてみると、なんとホンダの名車「スーパーカブ」で日本一周している途中なんだそうだ。 東京始発の北海道経由で、約2ヶ月掛かりで鹿児島・屋久島へ到着。 屋久島へ来る数日前の大雪の時には愛媛にいて、峠越えでエライ目にあったらしい。 転倒も1回じゃきかないとか・・・・・ そんな苦労もあり、少しテンションが下がり気味で、「早く家に帰りたい(笑)」と冗談交じりに洩らしていた。 けれど、タロウさんの凄いところは、テント無し(寝袋は有り)で野宿しながら旅を続けていることだ。(縄文杉へ早朝出発となり、荷物の預け場所が無いために、明朝のために今日は安宿へやってきた) 私自身、テントがあったからこそ四国を約3ヶ月旅していたのであって、タロウさんが肉体面だけではなく、精神面でも相当ストレスが掛かっている事は容易に想像がつく。 実際、「ホームレスの方ですか?」なんていう野暮な質問を投げかけられたこともあるとか・・・。 もちろん、これらを含めて、旅が良い経験となり、糧となるのはずだ。 タロウさんは、ロンドン1年、南アフリカ半年の海外経験を持ち、様々な考え方を持つ人達との出会いの中で、自分の本当にやりたいこと、このさき手につける"職"について模索中でもあった。 現時点での将来のビジョンは、京都で"和"の文化を学び服飾関係のデザイナー(職人)とのことだ。 さてさてタロウさんの未来はいかに!? じつは、タロウさんは携帯電話を使い、リアルタイムでブログを更新している。 興味を持った方はコチラから↓↓↓ 「タロウの日本一周」 <屋久島の後は沖縄に渡り、すでに九州へ戻ってきた模様 「沖縄あったかくて良かったさー」と言ったかどうかはわからない>
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by ihatov-farmer
| 2005-12-08 17:15
| …05屋久島紀行
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