岩手県の農家です。トマトと米、様々な野菜を作っています。
by FUMI @ IHATOV |
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野菜苗を通じた復興支援。
すでにトラック4台分の苗を提供させていただいた。 内陸ではだいぶ日常を取り戻し、沿岸部の惨状がどこか他人事とさえ感じてしまう空気も・・・。 今回、"ゆいっこ"と"遠野まごころネット"を通じて野菜苗を沿岸部へ届けていただいているが、その活動を支えるボランティアの方々と接し、あらためていろいろな事を考えさせられた。 昨日遠野から苗の引き取りに来て下さったボランティアの方は長崎と神奈川から岩手に駆けつけて活動してくれている方たち。 寝泊りは体育館で雑魚寝。食事も各々準備しなければならず、スーパーの惣菜やコンビニ弁当とのこと。 曜日などによって人数の変動はあるものの、現在も100~200人が遠野を拠点に様々なボランティア活動をされている。 文字通り手弁当で全国から駆けつけてくれるボランティアに、甘え過ぎていないだろうか?と冷や汗をかいた。 災害の規模と範囲が広すぎて、義捐金の配分や支援がまったく追いついていないことがよくわかる。 そして、そのような配分や制度の確立などを待っていたら遅すぎるので、とにかく動き出しているのが"ゆいっこ"や"遠野まごころネット"などの復興支援団体なのだろう。 「自分に出来ること」で、一番手っ取り早いのが義捐金や寄付金。 詐欺なども出始める中、赤十字などの大手は安心して想いを託せるが、その反面配分などに時間と制限がかかる。 そして何より、被災者に対する支援は官民各方面から続々届いているが、それを支えるボランティアに対する支援の少なさよ。 自治体などでは行き届かない様々な支援を、こういった地域密着の復興支援団体が担っているにも関わらず、公的な資金というのはまだまだ少なそう。(落ちていない!?) 私も「自分にできること」で復興支援を続けていくつもりだし、さらにはボランティアに向けた支援もしていきたいなと思い始めた今日この頃。 うちのトマトで栄養つけてもらうべかなっと。
by 新米百姓
by ihatov-farmer
| 2011-06-20 21:06
| ○農業に想うこと。
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